東京から長野に転勤して来た私が初めて上伊那郡辰野町小野の地を訪れた時、大自然のパノラマの前で暖かくとても心地の良い陽差しが私を貫きました。
「あぁ、なんて気持ちが良いのだろう」それが、東京杉並で生まれ育だった私の小野の地に対する感想でした。少し前の私の人生を振り返ります。
2016年7月、埼玉県で無農薬と有機肥料で稲作をしている友人、網本欣一くん(アールキューブエコ代表、愛称は欣ちゃん)の農場を手伝わせてもらうことになり、2年間、無農薬で化学肥料を使用しない稲作を勉強しました。
欣ちゃんのお米は、8年連続丼グランプリで金賞を受賞している神奈川県の江ノ島小屋さんや、松久信幸さんのNOBU TOKYOでも採用されていました。
2018年7月、東京日本橋にある穀物商社に転職。
その年の欣ちゃんの玄米は、農水省のフードアクションニッポンアワードに選ばれました。
その後、勤務先でASIA.GAP指導員資格などを取得させていただきました。
2020年1月、長野県にある子会社へ転勤願いを出しました。
「なぜ、長野県のコシヒカリはたくさん穫れて美味しいのだろう?」
それまで他県のブランドコシヒカリを食べていた私は衝撃を受け、その理由が知りたいと考えたのです。
転勤願いは無事に叶いました。
2021年2月、私の考えた配合成分と被覆タイミングで設計して肥料メーカーさんに商品化をお願いした化学肥料の試験栽培をすることになり、会社の許可を得て諏訪市にコシヒカリの試験圃場を確保しました。
秋の収穫時には「すごい収量だな!有機肥料メインでいけるのかも知れない!」それまでは口火程度でしかなかった私の探究心が燃え始めました。
2022年1月、辰野町小野の田んぼ約1haを個人としてお借りしました。また、諏訪市でも農家さんを通して田んぼをお借りすることになりました。
そして、勤務先の「伝統食品を未来に」という素晴らしい理念を私の信念とさせていただき、会社を退職し諏訪市の公設市場で早朝アルバイトをしながら、一農業者として社会に貢献していくと決心したのです。
欣ちゃんに神話農産、という名前を伝えたところ「電気が走った!」と言われました。
欣ちゃんには、年末にしめ縄やしめ飾りをプレゼントしていたので神話という2文字がしっくり来たのかも知れません。
古事記にも記述のある諏訪大社の御祭神=建御名方神(タケミナカタノカミ)ですが、先ず小野に入り、その後諏訪に入ったとされています。
小野神社の御祭神も建御名方神です。
このようにして、欣ちゃん、それまで勤務していた会社の皆さん、諏訪市と辰野町の農家の皆さん、そして役場の皆さんの手厚いご支援の下に神話農産はスタートしました。
その後は多忙の中、遠方から何度も私の圃場を見に来てくれてアドバイスやお褒めの言葉を頂きました。
皆さんには深く感謝しています。
また、私をこの地へ引き寄せてくれた大自然のやさしく清々しい事象の全て(八百万の神の行為?)に対しても感謝が尽きません。
ただし、大好きになった長野の地とは言え農業に関しては稲作以外に全く興味が湧かないのです(笑)
最後になりましたが、このWEBサイトをデザイン制作して私にプレゼントしてくれた吉祥寺の友人、菅原維くん(CRE8s.biz代表、愛称はユイちゃん)にお礼を申し上げます。
ユイちゃん、ありがとう!
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〒399-0428 長野県上伊那郡辰野町伊那富819番地